2010年5月25日火曜日

Google TV・ファーストステージにおいて成功するだろう3つの理由

GoogleがGoogle IO 2010で発表したGoogle TVは年内において成功すると思う。
理由は、適材適所・豊富なコンテンツ・成功のハードルが低い点である。

動画はGoogle TVではなくIntelのAtom CE4100のデモ


【適材適所】
Nexus Oneでの失敗の反省からでしょうか、よく考えて協力企業を集めました。

TV製造でソニーソニーとGoogleは提携関係を結びGoogle TVを第1弾として、Android端末を作っていくことになりました。
TV製造には実績も十分ですので安心でしょう。Androidに関してもソニエリでの経験もありますので心配ない。

プロセッサー提供のIntel
インテルのAtomCE4100は1080pを同時に2つ処理できるなど、かなり優秀なプロセッサーだと思います。
家電での実績を作りたいIntelの立場を考えると協力を期待できます。
Atomは発熱と稼働時間が問題ですが、セットボックスやTVなら大丈夫

セットボックス製造でロジテック(日本だとロジクール)
Blue-ray搭載のセットボックスを作るようです。Blue-ray搭載なら買い替え需要も期待できます。
他にもキーボードやリモコンとか作るらしいのですが、得意分野ですのでアクセサリーで不自由することはないでしょう。

販売店としてBestBuy
特にTVのような商品は実際に店舗で見てもらう必要がありますが、BestBuyのような大手量販店で扱うことが決まっていますので販路の心配はないでしょう。
商品の出来しだいでは、年末商戦で他のTVよりいい扱いも期待できます。

メインターゲット層としてのDish Network
Dish Networkは1400万世帯が契約しているとも言われる、業界2位の衛星放送会社です。
すでに1年ほどGoogle TVのテストをしてきたようで、Dish Networkユーザーが使いやすい物はできあがっていると思います。
主な売り込み先を用意したことで、商品としての方向性ははっきりしていていますし、ダイレクトな広告を掛けることも可能でしょう


【豊富なコンテンツ】
秋ですと、Androidマーケットのアプリ数10万本は超えているでしょう。
GPSなどを使うアプリなど動かないものもありますが、Android UIの強みである、タッチパネルなしでもパッドで操作可能な点からして多くのアプリがそのまま動くでしょう。
さらに来年のSDKの公開により、これまでにないTV用アプリが続々と出てくると思います。

 Android Marketだけでなく、冬頃にはHTMLアプリの配布元 Chrome Web Storeもオープンされる頃でしょう。
現時点でChrome Web Storeにどれぐらいのアプリが登録されるかは未知数ですがHTML5だけじゃなくFlashなどが完全に動くChromeブラウザーを搭載した強みが出てくる。
 
 さらには、Google Editionという世界最大規模の電子ブックサイトも夏にはオープンされます。
Androidアプリ・Web/Flashアプリ・電子書籍とコンテンツは十分用意されています。

【成功のハードルが低い】
 スマートフォンで例えると、Nokia・Blackberryのような強い競合はいません。
Google TVの成功を判断される場合、比較されるのは、名前が似てるのでApple TVになるでしょう。
Apple TV正確な販売台数不明なのですが(2009年度は6万台という説もあり)稀に見る売れてない製品です。
販売台数などを誇示するの好きなAppleがまったく数字を出してこないことからも明らかです。
逆にGoogleはAdmobやYoutubeなどから比較してシェア出し好調さをアピールすればいいわけで成功へのハードルは極めて低いと言えるでしょう。
 あるいは同じAndroidの初年度と比べられるかもしれませんが、これも半年で100万台とそれほど難しい数字ではありません。

という3つの理由で確実にGoogle TVは成功すると思います。

成功した後には
 その後は、まずは北米のTVネットワーク上でのGoogle TV採用業者を増やしいずれ業界1位のDirecTVを引き込むことが必要でしょう。
北米でそこそこシェアを取り成功事例が出来ればオープンソース化の後に国際的には自由競争でシェアは増えていくのではないでしょうか。
日本のように保守的なTV業界もありますが、市場を狙ってフリーオみたいな感じで海外勢が参入してくると思います。

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