2010年7月18日日曜日

quancastによると6月も米でのAndroidのシェアは伸び続けているようだ



Quantcastのレポートによると、米でのモバイルWebでのシェアはAndroidは21%になり、iPhoneに急速に迫りつつあるようだ。

 このシェアは、いずれAndroid 60%・iPhone 40%のシェアに落ち着くと思います。
北米で一番売れているスマートフォンはBlackBerryですが、ビジネス向けのため、モバイルWebシェアでは上位に入ってきません。ホビー向けスマートフォンとしては、AndroidとiPhoneの二択になります。

 そしてAndroidの方も、HTC EvoやDroidシリーズやGalaxyシリーズなどホビー用途として魅力的な端末が増えてきました。通常の使用においては、iPhoneと比べても顕色ありません。

 さらには、iPhoneを扱っているのはAT&T 一社に比べると、Androidは米の四大キャリアすべてから販売されております。

 最終的には各陣営、キャリアのユーザー数にみあった数だけスマートフォンを販売できると思います。
そうなると最後は、キャリアのユーザー数の多さでAndroidがシェアをとると思います。

 60%しかシェアを取れないのは、いずれ噂通り、VerizonからもiPhoneが出ると予想するからです。
さらに長期的には、SprintやT-MobileからもiPhoneは出るでしょう、ただその頃には、Appleが力を入れていない、安いローエンドモデルでAndroidが普及しているでしょうから、60%のシェアは変わらないと思います。

2010年7月9日金曜日

アメリカで急速にシェアを伸ばすAndroid

comScoreのレポートによるとアメリカでのAndroidのシェアが急速に伸びています。

以前、Q1での出荷台数でAndroidがiPhoneを抜いたとありましたが、5月時点での契約者数でもiPhoneに迫りつつあります。

米のスマートフォンをリードするRIMは41.7%と2月より0.4%落としましたが、安定しています。
iPhoneは24.4%と2月より1.0%シェアを落としました。Appleはこの期間は一番落ちる時期ですので、新型の販売で次でどこまでまきかえすか
Windows Mobileは13.2%と2月より1.9%をシェアを落として終わりそうです。

一方のAndroidは13%と2月より4%もシェアを急速に伸ばしています。
 今の勢いですと、次も数ポイント上げてくるでしょう。特に4月・5月からのHTC Evoなどで台数伸びていますからね。あとはDroid Xにサムソンギャラクシーも登場しますので、Windowsを抜いて3位は間違いなし、あとは、2位のAppleにどこまで迫れるかですね。

2010年7月8日木曜日

AdmobによるとソニーエリクソンのXperia X10の販売台数は63万台でHTC Desireは38万台

Admobの資料によると2010年 5月はユニークデバイスで1270万台を確認できたようです。
(実際に存在するデバイスの中でもAdmob広告を経由しなかった端末もあるのでもう少し多いでしょう)
http://metrics.admob.com/2010/06/may-2010-mobile-metrics-report/




Sony Ericsson Xperia X10
全体の5%を占め、63万台になります。
(日本と海外モデルでユーザーエージェント情報が違うので別機種として数えられているのでランキングには入らないのでは。なのでソニーエリクソンのシェアから算出)
この次期は日本では品切れしていて、20万台は販売したといわれている。
イギリスでもDesireをわずかに抑えて上でした。

HTC Desire
全体の3%を占め、38万台になります。
日本ではまったく入荷しませんでした。
(サムソンの有機ELの供給不足で慢性的な品不足といわれていましたが、この次期の売れ行きにどこまで影響を与えたかは不明)

X10とDesire海外では(両方ともヨーロッパ中心)同じように売れ、日本で入荷しなかっただけ、HTC Desireの数字が低かったですね。


その他
Nexus One 2%を占め、25万台ほど
今現在の2.2(Froyo)ユーザーの数といわれています

HTC Legend 3%を占め、38万台ほど
ミドルレンジモデルとしては良く売れています。やはりヨーロッパですと安いモデルも売れやすいですね。

Motorola Droid 21%を占め、266万台
さすがベストセラー機、半年ちょっとで266万台とはAndroid端末としては別格の売れ行きですね。

2010年7月7日水曜日

Android端末メーカーは共存出来る3つの理由

Android端末に沢山のメーカーが参入してきて、競争が厳しくなるとは思いますが、各社共存できる理由を3つあげたいと思います。


スマートフォンは成長分野
スマートフォンは成長分野で、既存の携帯の25%ほどは置き換えるといわれています。
Androidの中心的なメーカーはすでに携帯電話でシェアがあるメーカーでそれがAndroidに置き換わっているだけで、現在の競争と変わらない。
(HTCは例外的だがWindowsMobileからの置き換えが強い)

競争相手が大きい
最大の競争相手はNokiaで
Apple・RIM・Windows Mobileと競争相手が沢山ある。

BlackBerryユーザーを意識したQwerty付き端末に力をいれるところもあれば
iPhone4を意識したFaceFrontカメラ付き端末を出すところもあり
Nokiaに対向するため、低価格で世界展開を狙うメーカーも出てきた
 Android同士で競争するより、他のシェアが多いところを狙っている。

Androidの領域が広がっている。
携帯メーカー以外のAndroid製造メーカーはいずれスマートフォンからはじき出されるかもしれませんが
電子ブック・TVセットボックス・ネットブック・タブレットPCなど広がっている。

最終的は元々の携帯メーカーはスマートフォンでパソコンメーカーはタッチパネルモデルなど本業で落ち着くのではと思います。
 現状維持になるとは思いますが、Androidがなければ競合にシェアをどれだけ取られたかわからないことを考えると各メーカーにとってはAndroidは助けになったと思います。

2010年7月4日日曜日

アメリカでミドルレンジモデルのAndroid端末が苦労する理由

Admobがよく使われているAndroid端末トップ10を公開しましたが、ミドルレンジとして発売されたのは、HTC Droid Eris・Motorola Cliq・HTC Desireぐらいです。
 ミドルレンジモデルが苦戦している理由を考えてみました。


一言で言うなら、日本と同じく、キャリアが高価格なモデルが売れるよう値段付けをしている。

Droidの存在
今現在、Motorolaが米Verizonから昨年販売した、ベストセラーAndroid端末 Droid の存在は大きいです。ハイエンドモデルとして販売されたDroidも今は店頭での販売価格はミドルレンジなみです。
特にDroidは非常に性能が高く、これより高性能な端末はSnapdragon 1Ghz搭載のものしかなく、並のミドルレンジモデルじゃとても太刀打ちできません。

以前のハイエンド機種が安くなる
Droidがハイエンドとして売られていた頃も、同じようにハイエンドモデルとして販売されていたのが、ミドルレンジとして販売されてきました。HTC HeroやSamsung Momentなどです。
アメリカでも日本と同じように2年契約の縛りがあり、ミドルレンジは$0で売られており、店頭での価格差は$200ぐらいしかありません。

2年契約は長く月額は高い
月額の料金も高く、2年契約ですと、日本円で言うと15万ぐらいになる。そうなると2万円ほどの差はたいした事はなくなる。それに2年は長いということを考えるとハイエンドを選ぶようにキャリアが誘導している。

 5位のHTC Droid Erisはミドルレンジモデルとしては一番成功しています。
Droidというハイエンドモデルと比べて安いという位置づけで売れていました。
7位のMotorola Cliqは、ミドルレンジだったのですが、ただ取り扱っているT-Mobileには、それ以上のモデルはありません。8位のHTC Desireはアメリカでは取り扱っていません。

 今後もミドルレンジモデルはアメリカではあまり売れないと思います。
T-MobileやAT&Tなどハイエンドモデルがない場合は(T-Mobileには厳密にはNexus Oneがある。このどちらもまもなくサムソンのGalaxy Sが販売される) 多少売れると思います。
 AT&TのHTC Ariaとかは競合する端末もありませんし期待できます。

 またソニエリクソンのXperia X10 MiniやMini Pro・HTC Wildfireなどロー・ミドルレンジながら、小型の特徴的なモデルも登場し始めているので、将来的には売れるようになるかもしれません。
(しかしながら、よほど競争が激化しないと、この手の価格帯にキャリアが誘導するとは思えませんが)

2010年7月3日土曜日

Admob 2010年6月レーポートから見るソニーエリクソン(Xperia X10)の現状

Admobのレポートからソニーエリクソン・Xperia X10の現状を見てみましょう。

2010年5月ではイギリスでのソニーエリクソンは全体の8%でモバイルデバイスの販売は他社に比べるとうまくいっています。


イギリス市場ではAndroid端末の中では日本同様、HTC Desireをおさえて1位です。


ソニーエリクソンはアメリカ市場ではさっぱりですが、アジア10%・東ヨーロッパ11%・ラテンアメリカ10%と特定の地域では結構強いです。


他社に遅れて4月に参入して、わずが1ヶ月で5%のシェアを取るなど、Xperia X10は世界で最低でも60万台は販売されているほど好調なすべりだしを見せています。


 世界でも、Xperia X10はかなり、売れていて、異なる型番をXperia X10として合わせるとAndroid端末では8番手に入ると思います。

Xperia X10 MiniやMini Proの投入、ミドルレンジのX 8の投入・X10のアメリカ販売などで今後は順調にシェアを伸ばして3番手のサムソン超えもあると思いましたが、サムソンのGalaxy S シリーズの世界展開によってしばらくは、4番手が定位置になると思います。

 個性的な端末の多いソニーエリクソンのAndroid陣営の参加は頼もしい限りです。

2010年7月1日木曜日

LGのAndroid携帯が伸び悩んでいる理由



LGは世界3位の携帯メーカーですが、Androidに限れば、HTC・Motorola・SonyEricssonに比べてあまり売れていません。Admobのレポートによるとシェアでは2%にも届いていません。

最近までシェアの割にはサムソンも同じような状況だったのですがGalaxy Sの攻勢で、サムソンは売れてるメーカーに仲間入り間違いないです。

LGは今年20機種出すなどやる気はあるので年末に売れる端末出してくるかもしれませんが、今売れていない理由を考えてみました。

一言で言えばこれといった独自性がないからです。

LGの代表的な端末で言えば

ミドルエンド・お洒落携帯
LG Optimus GT540

ミドルエンド・Qwertyキーボード搭載
LG Ally

ハイエンド・Qwertyキーボード搭載
LG LU2300

Qwerty搭載のニーズは減っている
Swypeの普及によりQwertyの需要は減ってきている?
これまでミドルレンジのQwerty搭載Android端末は沢山でていますが、初代のHTC G1以外ですと、Droid以外売れた機種はない。
特にミドルレンジは多数出ていますが、それほど売れていない。
特に今後はSwypeなど新しい入力方式が標準な端末も増えますのでミドルレンジでのQwertyの需要は減ると思います。

デザインのニーズが少ない
Android端末はまだまだデザインよりはスペック的な競争になっている。
今後しばらくはSnapdragon 1GHz搭載で落ち着くだろうが、それ以下の性能の場合、動作に不満を感じるユーザーも多いのでデザインでの差別化では、よほど人気がないと売れない。

独自性が求められる
これまで出した端末ではデザイン以外の独自性がない。
ストレート携帯の場合、似たスペックになるが、それでも値段が安いとか他が参入してないキャリアから出すなど必要だろう
ソニーエリクソンの場合日本のドコモから出せたし、カメラは他とは違う最高品質のものを搭載できた。アメリカだとAT&TのようなAndroid端末が少ないキャリアから出すなどの独自性が必要でしょう。


将来的にはLGの場合、iPhone4にも採用されたRetinaディスプレイがあるので、Retina Display 搭載のAndroid端末を出せば
一定の評価を受けるだろう。そこから本来の値段が安いなどメーカーの特徴を活かせば十分売れる機種も出てくると思います。