Admobがよく使われているAndroid端末トップ10を公開しましたが、ミドルレンジとして発売されたのは、HTC Droid Eris・Motorola Cliq・HTC Desireぐらいです。
ミドルレンジモデルが苦戦している理由を考えてみました。
一言で言うなら、日本と同じく、キャリアが高価格なモデルが売れるよう値段付けをしている。
Droidの存在
今現在、Motorolaが米Verizonから昨年販売した、ベストセラーAndroid端末 Droid の存在は大きいです。ハイエンドモデルとして販売されたDroidも今は店頭での販売価格はミドルレンジなみです。
特にDroidは非常に性能が高く、これより高性能な端末はSnapdragon 1Ghz搭載のものしかなく、並のミドルレンジモデルじゃとても太刀打ちできません。
以前のハイエンド機種が安くなる
Droidがハイエンドとして売られていた頃も、同じようにハイエンドモデルとして販売されていたのが、ミドルレンジとして販売されてきました。HTC HeroやSamsung Momentなどです。
アメリカでも日本と同じように2年契約の縛りがあり、ミドルレンジは$0で売られており、店頭での価格差は$200ぐらいしかありません。
2年契約は長く月額は高い
月額の料金も高く、2年契約ですと、日本円で言うと15万ぐらいになる。そうなると2万円ほどの差はたいした事はなくなる。それに2年は長いということを考えるとハイエンドを選ぶようにキャリアが誘導している。
5位のHTC Droid Erisはミドルレンジモデルとしては一番成功しています。
Droidというハイエンドモデルと比べて安いという位置づけで売れていました。
7位のMotorola Cliqは、ミドルレンジだったのですが、ただ取り扱っているT-Mobileには、それ以上のモデルはありません。8位のHTC Desireはアメリカでは取り扱っていません。
今後もミドルレンジモデルはアメリカではあまり売れないと思います。
T-MobileやAT&Tなどハイエンドモデルがない場合は(T-Mobileには厳密にはNexus Oneがある。このどちらもまもなくサムソンのGalaxy Sが販売される) 多少売れると思います。
AT&TのHTC Ariaとかは競合する端末もありませんし期待できます。
またソニエリクソンのXperia X10 MiniやMini Pro・HTC Wildfireなどロー・ミドルレンジながら、小型の特徴的なモデルも登場し始めているので、将来的には売れるようになるかもしれません。
(しかしながら、よほど競争が激化しないと、この手の価格帯にキャリアが誘導するとは思えませんが)
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