2011年1月14日金曜日

Google Chromeのh.264のサポート停止が与える今後の影響

Google Chromeが動画コーデックのh.264のサポートを今後やめるようだ。
http://ascii.jp/elem/000/000/581/581646/

今後の影響を考えてみたい

Chromeユーザーに与える影響は皆無
Youtubeがh.264のサポートをやめるわけではない。そして、Chromeユーザーの99%まではFlash経由でYoutubeを見ていると思います。ニコニコ動画や他動画サイトにしても同様です。
HTML5という特殊な仕組みを使ってh.264を見ているごく僅かなユーザーのみが、影響を受けるでしょう。

WebMのハードウェアーサポートが進む
Chromeがh.254サポートをやめるということは、YoutubeでのHTML5対応形式は、WebMになる可能性が高いです。そしてAndroidのYoutube再生アプリもWebMに置き換わるでしょう。
そうなると解像度が高い動画をスムーズに再生させるためには、WebMコーデックのハードウェアサポートが必要になります。そしてAndroid向けのプロセッサーを中心につくっているメーカーは間違いなくWebMをサポートすることでしょう。

AppleのiOSがFlashあるいはWebMをサポートするかも
今後Youtubeは高解像度の動画の直接配信はWebMだけになるでしょう。普通携帯向けの低解像度のサポートはやめないでしょうが、高解像度を見るためにはFlashあるいはWebMの対応が必要になります。
そのため、現在どちらも対応してないiOSでは、高解像度の動画が見れなくなる場合があります。
ですので、まだYoutubeの代わりを用意出来ていないAppleがいずれかに対応する可能性はあります。

2011年1月4日火曜日

ネルソンの2010年11月のレポートによるとAndroidの勢いは止まらず

ネルソンの2010年11月時のスマートフォンにおけるOS別シェアーについて
ニュース元



スマートフォン市場の成長にともない、Androidが大きく伸びています。
ついに、独走といっていい40%を超えてきました。
iOSは微減で現状維持。RIMは下げどまりません。
iPhoneの場合は新しく白色モデルがでなかったのが厳しかったかもしれません。
一方Androidは品薄気味のHTC・モトローラの端末だけでなく、サムソンのGalaxy Sシリーズが世界で1000万台を超えるなど人気機種が出たのが大きかったです。




月別のシェアで他を引き離していることもあり、全契約者数シェアでも伸び、ついにRIMに並ぶほどになりました。
毎月2%ぐらい伸びていますので
12月時で間違いなくRIMは抜くでしょう
11年1月にはiPhoneに並ぶでしょう。
(1月に白色も、ベリゾンからも発売されないので延びる要素がない)



今後
2月以降は白いiPhone4が出るとか、またはVerizonからもiPhone4が販売されるなど、Appleのシェアを伸ばしてくる可能性が高いです。
もちろん、AndroidもCES2011で発表されるような新型が多数出ますし、LTE次世代携帯通信に対応の端末も先にでます。
AT&Tも有料アプリを電話料費に合わせるなど、Androidの利便性をよくしています。
 ですので、全契約者数シェアで並んだAndroidとiPhoneの2011年度の予想は非常に難しいで

2011年1月3日月曜日

2010年・Amazon.comで売れてたAndroidタブレット端末の分析

Amazon.comでの販売ランキングと、ユーザーのコメントを元に、Android端末を分析してみた。
ランキングは変動があるし、コメントは偏りがあるため、正確でない場合もあることを考慮していただきたく思う。

 結論から入ると、Googleの認証を取ってAndroid Market対応にしないと売れるのは難しい
しかしながら、低価格モデルはWEBブラウザーと電子書籍端末として受け入れられつつある。
Tegra2搭載のハイエンドモデルはTegra2のファームアップで安定性もあがり今後は期待できる。


Archos 70 - 8GB
7インチのAndroid 2.2端末
大手サムソンが販売するGalaxy Tabを除くと唯一成功しているといっていいAndroidタブレットではないだろうか
Amazon.comのタブレット分野で1位、コンピューター・周辺機器部門で5位と大健闘している。

Archosはかなり以前からAndroidに取り組んでおり、初期の酷さに比べたらかなり安定した物を作れるようになってきている。
今回のArchos 70も液晶・タッチパネルやプロセッサーもそれほどよくはないが、他社と比べると経験のおかげで値段相応のバランスが取れた品に仕上がっているようだ。

日本でもZiiOと同価格代の、2万円半ばで販売されていれば、かなり売れていたと思われる。
ちなみに、ZiiOはAmazon.comでは評判はあまりよくない。

この2万円半ばのミドルレンジこそ、現状Android端末が売れる唯一のレンジだと考える
日本でもNECのSmartiaなど、この当たりの市場を狙ってもらいたいものだ。


Coby Kyros MID7015 7-Inch
7インチのAndroid 2.1端末
Cobyは安いMP3プレイヤーからフォトフレームなど周辺機器を販売しているメーカー
評価の低さから、成功しているかどうかは判断するのは難しいが
それでも、Amazon.comのタブレット分野で2位・コンピューター・周辺機器部門で7位と売れている。

品質が低いが、4GBの内蔵メモリやHDMI出力からSDカードまで最低限の機能をそろえ、
$170ぐらいの価格で、競合する他社の低価格Androidタブレットとの低レベルの争いに勝利しているようだ。
日本で販売されている、中華Padもそうだが、日本円で1万円弱の端末は、動き続けるだけで価値がある。

日本円で1万円台のローエンドモデルは子供のおもちゃとしての需要もあるようだ。
日本では3.2インチのZenTouch2など出始めるが、7インチモデルなどはまだない。
いずれミドルでの競争が激しくなるとZiiOあたりの品質の製品は、このレンジに落ちてくると考えます。

Viewsonic G-Tablet
10インチのTegra2搭載の Android 2.2端末
タブレット端末分野での8位で、コンピューター・周辺機器部門で49位はそこそこ売れているといってもいい。
ただ、タッチパネルおよび、液晶の品質が、あまりよくないようだ。

$400の価格帯だとiPadとの比較になってしまうので、ユーザーの評価は厳しくなる。
特にAndroid Marketが使えないことが致命的のようだ。
 またこの端末の評価が下がった要因として初期のTegra2の問題もあるようだ。
ただこれらは年末のアップデートで改善されたみたいだ。

 これらハイエンド端末が本格的に売れるには、タブレット端末でもAndroid Marketが使えるようになる必要があるだろう。
最新OSのHoneycombではこの問題も解決されるようだ。

日本でもLuvPadやGalapagos・Folio100もHoneycomb搭載しないと、本格的には売れないだろう


eLocity A7
7インチのTegra2搭載のAndroid 2.2端末

20位と期待の大きさに比べてあまり売れていない。
この価格の7インチモデルはGalaxy Tabとの比較が避けられず、Galaxy Tabの完成度の高さに比べると大きく見劣りしてしまう。
限定的なマルチタッチもあり、評価は低い。ただ評価の低さの大きな要因はViewSonic同様、初期のTegra2が原因なので今後の評価は改善するだろう

 しかしながら、この価格帯の端末でAndroid Market未対応は厳しく、10インチモデルとの価格差もなく、大きく売れることはないと思われる。

日本では、ハイエンドの7インチモデルは存在しない。3万円弱のカラー電子書籍端末など発売されるのを期待したい所だ。

 最後に
iPadだけでなく、Windowsタブレットも強力なのが出てきます。
ようやく日本でも売れるAndroid携帯が出てきましたし、タブレットでも各社工夫をした端末が出てくることを願いたいです。

2010年9月19日日曜日

Androidマーケットでアプリのダウンロード・販売が伸びない3つの理由

 実際にAndroid Marketにアプリを配信・販売されている方は多いと思います。
実際に配信してみると想像以上にダウンロードされる回数が少ないと思う方も少なくないと思います。
かくゆう私もAquaビューワーや流しギャラリーなるアプリを販売・配信していますが数が伸び悩んでいます。

無料で5千ダウンロードを下回るような原因を考えてみました。
露出回数不足・プレゼン力不足・品質不足の3つではないでしょうか。

露出回数不足
Android Marketの仕組みもあるのですが、基本的に新しいアプリがユーザーに見てもらえる機会は新着タブしかありません。これは次々と新しいアプリが入ってくるので
せいぜい、見てもらえるのは数百回ぐらいではないでしょうか。(この回数だと特に有料アプリの場合厳しい結果になる)
 もちろん、広くユーザーに受け入れられるアプリの場合、この露出だけで評価や口コミにつながっていくでしょう。しかし、ユーザーを限定したアプリ(例えば楽天やはてなの機能使う場合)対象ユーザーに出会えない可能性が高いです。

後はどういう基準で選ばれるかは不明ですが、プロモーションで表示される機会はあります。
しかし一定の評価なりダウンロード数に達しないと表示されないと想像します。


プレゼン力不足
さてどうにか、Android Marketの詳細ページをユーザーに見てもらったとして
限られたスクリーンショットや文章だけでアプリの内容をどれだけ伝えられるでしょうか
正確に伝えるには相当の文章力やデザイン力を求められます。
 アプリを作るぐらいの労力を、この紹介文やアイコン作成に費やさないといけないでしょう。
言い変えるとアプリの内容関係なく、ある程度までは紹介の出来でダウンロード数が決まってしまいます。

品質不足
Android Marketはアプリの数だけ注目を浴びているが品質も急激によくなってきています。
たしかにスパムアプリも多いですが、自身が配信しているアプリと競合する高品質のアプリも次々とリリースされています。それらを上回るほどの十分な品質がないと口コミとかで広がったりメディアに取り上げられることもないでしょう。
 また宣伝やプレゼンがうまくいって購入して頂いても、Android Marketの仕組み上、ユーザーが価値がないと判断すると返品されてしまいます。広告表示の無料アプリでも価値がなければユーザーは使わないでしょう。

改善案
露出を増やす一番の方法はAdmobでのアプリ広告です。広告出せば有料版で元を取れるという甘い話はありませんが、十分な数のダウンロード数は得られるでしょう。
だいたい1000回表示するのに、$50ぐらいのコストがかかるでしょう。
コストはかかりますが、一定数のダウンロード数があれば、質はいいのに埋もれるということはなくなるでしょう。広告を売ってもさっぱり伸びないのは、プレゼン力あるいは品質に難があるからでしょう。

 プレゼン力不足や品質不足を補うには時間をかけて作り込むしかないでしょうね。
これだけアプリの供給が多いと出せば売れるということはありません。

2010年9月13日月曜日

2014年にAndroidが世界2位のOSになる予想でもAppleの株価が上がる理由

調査会社米ガートナーの予想では2014年にはiPhoneなどを追い越してAndroidが2番手のOSになる予想がでています。
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1434613

Appleの株価が上がるわけ

一見、Appleに不利とも見える調査結果が出ているにも関わらずAppleの株価が延びるのはなぜでしょう。
それは2010年と2014年の販売台数の予想を見ればわかります。
2010年の販売予想が4千万台ですが、2014年には3倍の1億3千万台になるとされています。

Macの販売例を見れば分かるようにAppleは常に高い利益率を維持して物を売り続けています。
iPhoneも韓国部品・中国組み立てとコストダウンのための施策も完璧でAppleのブランド価値とiOSの差別化を合わせると、他社の値下げ競争に巻き込まれずに済むでしょう。

 利益率は変わらず、将来販売台数が3倍になると予想されれば株価が上がるのも当然ではないでしょうか。

Googleの株価が下がるわけ

一方Googleの場合、無料で配ってる、Androidがいくら普及しようにもGoogleには直接な収入はありません。
Android MarketもGoogleの取り分は微々たるものです。

 ただしAndroidの普及によりユーザーがパソコンからスマートフォンへ移ってもGoogleは検索の中心に居続けられるでしょう。もしiOSの勝利が予想されれば、当然AppleはGoogleを広告ビジネスからはじき出します。そうすれば株価は半減になってもおかしくないでしょう。
 つまり、Androidの普及により現状と同じぐらいの広告収入が維持できると予想されたのではないでしょうか。
そして株価が下がるのは、広告ビジネスに対する不安があると思います。

 Androidの普及がGoogleの収益に繋がることを直接的に示さないと株価は上がらないでしょう

2010年9月12日日曜日

Amazon.comで売られるAndroidタブレット

以前はArchosぐらいでしたが、だんだん数が増えてきましたね。

eLocity A7 Touchscreen 7-Inch

Archos 7 8GB Home Tablet

10.2" IRobot Google Android 2.1 Apad Epad Notebook Laptop 256M

10.2 inch large touch screen Zenithink Android 2.1 tablet (ePad)

ZTO 7 Inch Touch Tablet PC - Google Android v1.5 ROCKCHIP CPU 600MHz WIFI Camera

 この中でも特に注目なのがeLocity A7 です。nVidiaのTegra2搭載のOS 2.2搭載端末です。
非常に高性能ながら、値段は3万円代と非常に手頃になっています。

この値段ですと、同価格帯のネットブックとも十分競争していくのではないでしょうか。
東芝からもFolio 100が出ますし、Luvpadというのも出ます。Tegra2搭載端末のラッシュが始まるでしょうね。
タブレットではWindows 7搭載端末も多数出ますが、こちらは5万円代と普及するには値段が高いです。

 一方日本でもおなじみの中華Padも2万円を切る価格で売れてきてますね。
今後、これら安い端末で使わているRockchipのプロセッサーの新しいのが出て2.1に対応するようですので低価格モデルもブレイクするかもしれませんね。

 といっても、Appleは非常にうまくiPadの値段付けをしていますし、キャリアとの提携も順調です。
スマートフォンの場合は、携帯メーカーは端末価格を上がるので、スマートフォンには積極的ですが、パソコンメーカー的には、タッチパッドは端末価格が下がるので、あまり力を入れてこないと思います。
 ですのでスマートフォンと違ってAndroidがiPadのシェアを超えることは無いと思いますが、どこまで面白いAndroid端末が出てくるか楽しみです。

2010年9月9日木曜日

Androidアプリ・写真選択ソフトの流れギャラリーを公開した

写真選択ソフト 流れギャラリー というアプリをAndroid Marketにて公開しました。
FlowGallery
流れギャラリーをどういう写真選択アプリかといいますと、流れてくる写真をタッチで選択します。
目的の写真見つけるのは、普通の写真選択アプリに比べると、時間かかりますが、まったりと写真を選択する場合に楽しめると思います。


 まだ最初のバージョンですので、最新機種とかでは動作早過ぎる場合もあります。1.5対応ですので多少古い端末でも動きます。フォトフレームで動かしてみましたが、GC連発で実用性はありませんでした。
 ただしNDK使っているのでARM端末でしか動きません。



インストールは、Android Marketからどうぞ