2010年9月13日月曜日

2014年にAndroidが世界2位のOSになる予想でもAppleの株価が上がる理由

調査会社米ガートナーの予想では2014年にはiPhoneなどを追い越してAndroidが2番手のOSになる予想がでています。
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1434613

Appleの株価が上がるわけ

一見、Appleに不利とも見える調査結果が出ているにも関わらずAppleの株価が延びるのはなぜでしょう。
それは2010年と2014年の販売台数の予想を見ればわかります。
2010年の販売予想が4千万台ですが、2014年には3倍の1億3千万台になるとされています。

Macの販売例を見れば分かるようにAppleは常に高い利益率を維持して物を売り続けています。
iPhoneも韓国部品・中国組み立てとコストダウンのための施策も完璧でAppleのブランド価値とiOSの差別化を合わせると、他社の値下げ競争に巻き込まれずに済むでしょう。

 利益率は変わらず、将来販売台数が3倍になると予想されれば株価が上がるのも当然ではないでしょうか。

Googleの株価が下がるわけ

一方Googleの場合、無料で配ってる、Androidがいくら普及しようにもGoogleには直接な収入はありません。
Android MarketもGoogleの取り分は微々たるものです。

 ただしAndroidの普及によりユーザーがパソコンからスマートフォンへ移ってもGoogleは検索の中心に居続けられるでしょう。もしiOSの勝利が予想されれば、当然AppleはGoogleを広告ビジネスからはじき出します。そうすれば株価は半減になってもおかしくないでしょう。
 つまり、Androidの普及により現状と同じぐらいの広告収入が維持できると予想されたのではないでしょうか。
そして株価が下がるのは、広告ビジネスに対する不安があると思います。

 Androidの普及がGoogleの収益に繋がることを直接的に示さないと株価は上がらないでしょう

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