2009年12月16日水曜日

2009年12月 AndroidLib.comの資料から見る Android Marketの現状

androidLib.comが公開している資料から2009年12月のAndroid Marketの現状を見てみたいと思います。
画像はAndroidLib.com提供の物をダウンロードして使用しています。
iPhoneの資料はMobclixの数字を参考にしています。

アプリ数の推移
2008年6月では6000本ほどでしたのが、2009年12月で20000本になり、半年で3倍以上に増えました。
ただしライバルとされるAppStoreは5万本から10万本近くと倍増し、本数での差はさらに広がりました。


月間アプリ投稿数
2009年7月では1670本だったものが、2009年11月では3544本へと短期間で2倍近くとなり月間の投稿本数は急激に伸びています。




無料アプリと有料アプリとの割合
無料アプリは全体(20075本)中の62.2%と6割近くを締め、有料アプリは37.8%と4割程度です。

人気のAppStoreでは無料アプリは25%ほどといいますから、これだけでも無料アプリが多いAndroid Marketの特徴が出ていると思います。



アプリとゲームの割合
アプリは84.2%で、ゲームは15.8%となっています。
AppStoreでは19%となっていますから、あまり違いはないと思います。しいて言えばAndroid Marketはゲームが不足しているかもしれませんね。




アプリのダウンロード本数の割合
50以下のほとんどダウンロードされないアプリが3割をしめています。
(告知不足や説明文が不十分だとダウンロードされにくいのでしょう。また審査がないのでテスト的なアプリも多く含まれるのではと思います。)

100以上・5000以下が全体の半数近くをしめています。

5000以上のアプリは全体で20%ほどしかあいません。
一つの目安として5000ダウンロードを超えるとダウンロードが多いといっていいでしょう。

そして全体で4.2%ほどしかない50000を超えたら人気アプリと言っていいでしょう。


評価の割合
コメントが付いてる評価の比率ですが、全体の半分近くが最高評価の5となっています。
手間をかけてまで悪い評価を入れようとは思わないのでしょうね。

コメントの付いていない評価と合わせての評価の資料がなかったので、判断は難しいですが
コメント付きで1や2の評価がついているアプリは問題があるのかもしれません。


まとめ
Android Marketですが、順調に成長していっていると思います。T-Mobile USAでは2010年からGoogle Checkoutを使わず携帯料金に加える形でアプリが購入できたりするなど改善が加えられています。
また2010年にはGoogleのNexus OneやソニーエリクソンのXPERIA X10など話題の携帯の販売もありユーザー数が一気に増えることも期待されます。

有料アプリが販売できない開発者が多かったこともあり無料アプリが多いのがAndroid Marketの特徴といえるでしょう。無料アプリ数に限って言えば、Android Marketが1万2千本でApp Storeが3万本ですので近年追いつくことができる数字かもしれません。

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